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2013.07.10

声を失うという事

立川談志の本が出たらしい。

声を出せなくなった談志さんは
その溜まった欲求からか
まるで話をするような文章を書いていたらしい。
話し言葉で、世に言う談志節が聞こえてくるような文章らしい。

噺家の談志さんは 喋れなくなったことがどんなに辛かったんだろう。


僕は歌唄い。

例えば喉頭癌とかで声帯を取られて歌えないどころか、喋れなくなったら……。


想像するだけで涙が出る。


実は最近、仕事で行ってる福祉施設で
電動式咽頭
っていうものを探してると頼まれた。

声帯をとってしまった人が
振動する棒みたいな物を喉に当てて
その震えで話すというもんだ。

http://www.youtube.com/watch?v=IcuiN175RI4&sns=em


今日、そのデモ機が届いたので渡してきた。

渡す前に一度、自分の喉で試してみたけど
どうもコツがつかめずうまくいかない。

とはいえ時間も無いので、御本人に渡してきたんだけど

想像通り、うまくできないんだ。

もう何年も喋ってないから、舌もうまく動かない。

手術跡の喉に空いた穴が邪魔をしているのかもしれない。


やってみてすぐに、ちょっと諦め掛けていた。

だけど、担当の職員さんがね言うんだよ。

諦めちゃダメだって。

貸し出しは一週間だけど、その間に頑張ってみれば
前みたいに人に話ができるかもしれないって。


渡す前から想像してた
もし、自分が話せなくなったら。
という気持ちが溢れてきてしまって。

つい、熱くなってしまった。

熱くなってその人に話してしまって


泣いてしまった。



ちょっとだけね。



素で思いを告げて仕事ができた気がした。

そのお爺さんの目が真剣だった。



新婚旅行に行く日に台風が来ててさ、もしかしたら行けないかもしれないって
朝から凹んでたんだけど

人生にはいろいろあるって改めて思わせてもらったそんな時間だった。
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